管理者の思い
この度はクワガタハウスをご覧くださり誠に有難う御座います。
私がオオクワガタの存在を知ってから約20年の月日が流れようとしております。
それまではオオクワガタの存在などは知るよしもなく精々ノコギリ、コクワ、ミヤマ、ヒラタしか手にした事がなく
書物でアカアシなど知っているだけであった。
ある時(19歳)体の不調により整体へ通うようになりそこである図鑑とであった、これがオオクワガタとの最初の出会いだった。
へ〜こんなクワガタが日本にいるんだぁ〜何処にいるんだろう?と思いながらも探してみる気にはならなかった。
社会人になり自分の稼いだお金で好きな事をやっている事がなにより楽しかった時期であった。
盆、彼岸などで親戚の方に合った時などにクワガタは何を食べるの?と聞かれた事が、チョットしたきっかけであったかもしれない。
結構知らないもんだなぁ〜などど思いながら色々知っている限りの事を話した気がする。
こんな私もあの図鑑と出会わなければクワガタは一夏の生き物と思っていた。
あの図鑑と出会って今まで飼育してきた虫達(幼少期)に間違った飼育の仕方で死なせてしまったのか?
申し訳なかったな!と思っていた。では実際越冬するか試して見ようと始まったのがそもそもの始まりであり今に至っている。
当時書物(専門誌)など書店には全く見当たらなかった、この頃私は書物など必要無い!と思っていた。
幼少期に飼育していたあのままでいいんじゃない?と思いまずコクワから始めたみた。コクワは比較的採取しやすいから地元でも取れるだろう?
なんて思っていた。しかし中々地元でも見つける事が出来なかった。何とか採取して飼育をして見た。越冬出来るのか?マットが乾いたら水分を
与え6月頃の夜、ふとケースを覗くとコクワが活動いていた。あの時の感動は忘れられない。本当に越冬するんだ!改めてコクワに教えてもらった。
コクワにて確認が取れた、ここで1度は満足したのだが、あ、そう言えば図鑑にオオクワが載ってたな?何処にいるのかな?探して見よう。
と思ったものの探しても一向に見当たらない。図鑑にもアバウトな生息地しか記載されておらず地元では全く知らない存在であると言う事は
地元では採取出来ないと言う事だな!そんな考えで書物を探し始めた。一向に手掛かりになるものは得られなかった、色々なスーパーや書店
などを回り1冊の本があった、それは専門誌とは呼ぶには余りにも違う本でクワガタ、カブト虫、ザリガニと言う本であった。
本のページをめくるとオオクワガタが載っていた、但し2ページにも満たない少ない感じであったが手掛かりになるかもしれない。
1冊しかなく表紙もチョット疲れていたが買って帰った。しかしこの本でも生息地は記載してはなく情報にしかならなかった。
色々探しても見つからないまま1年ぐらいだったか?ある広告にオオクワガタ幼虫が売りに出されたのを偶然見つけ相方に買って来てくれ!
と頼んだ、1頭、菌糸瓶入り3980円、3頭購入した。3頭あれば♂♀の比率でも最悪1頭づつになるだろうなんて考えで。
これが始めてのオオクワガタとの出会いである、その当時3頭買って1万円越えって今考えると「高い」よなと今更思う。
あの時は「これしかない」と思ってしまったのだ、菌糸瓶と言うのもこの時初めて見てこれが餌?と言う感じだった。
この幼虫を買ってからが専門誌を探す旅がまた始まった。どうすれば良いか全く解らなかった、購入時取り説が付いて
交換のタイミングなどが記載してあるが、また交換用の菌糸瓶も高いのだ。しかし交換しない訳にもいかず購入した記憶がある。
1個2980円幼虫飼育をしながら専門誌を探していたが一向に見つからず困っていた。
ある時相方から専門誌が売っていたとの情報があり地元の近くで通信販売を行っているのを聞き取りあえず買ってきて!と頼んだ。
やっと見つけた専門誌、これが今お世話になっているショップのオーナー(この世界で私が尊敬をする人)の著書(監修)である
ショップ名などは記載はしないが感の良い方なら解るかもしれない。いまでは直販のショップが車で40分ぐらいの所にあり便利になったと思うが
やはりチョット遠く足が重い。(会社に行くのにショップの前を通るがこれがかえって腰が重くなる原因と思っている)
なるべく私はシーズン中はショップには行かないようにしている、シーズンともなるとお客さんがいっぱいでオーナーと話が出来ないからだ。
行ったからには少しでも雑談をして帰りたい、忙しいとそんな事は言ってられない私も必要な物を買ってさっさと帰宅をする。
こんな時のオーナーの顔は疲れ気味である、そんな私も人の多さで疲労困憊である。
最後になるがあの時あの図鑑との出会いがなければクワガタ飼育はしていなかったと思う。
クワガタは小さな昆虫であるがその小さな昆虫から多くの事をこの数年学んだ気がする。
そのクワガタから学んだ事をより多くの方へ伝える事が出来たらいいんじゃないか?と自分勝手に思っている。
これからもより多くの方にクワガタ飼育の楽しさや面白さを伝えていけたら良いな!と思う次第である
2007.4.20
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