菌糸ブロックより瓶詰め方法

菌糸ブロックを購入した時にどのように詰めれば良いか?簡単にご説明したいと思います。

用意する物は、コンテナケース(作業が出来る程度の大きさでOK)、菌糸ブロック
ブロックの表面を取る為の道具(菜箸、ステーキ用ナイフなど)
スリコギ、無水メタノール(殺菌)、霧吹き、瓶(ガラスもしくはPP容器)など


まず、ブロックをコンテナケース(消毒済)などに入れ、ブロックの表面の白い部分を4面取り除きます。



取り除く際には作業時に道具を使い行います。
当方では料理に使う菜箸(さいばし)を使い丁寧に取り除きます。
どんな道具でもOKですが怪我の無いように!



4面の白い部分(菌糸の表面)を取り除いたらブロックのオガの部分を素手、若しくはビニール
手袋を着用し細かく崩します。
塊が残らないように丁寧に両手などでフレーク状にしていきます。
*この時いっぺんに全部行うのでは無く、少しづつ行うようにして下さい。



細かく崩したオガを瓶の中に入れ、スリコギなどで押して瓶に詰めていきます。
*詰める際もいっぺんに入れオガを詰めるのではなく、少しづつ(3〜4cm)入れ
すりこぎなどで押して詰めます。
詰める強さですが、すりこぎの重さで上下に自然落下で詰めていきます。
*硬く詰めると菌糸の回りが遅くなったり、回らなくなる事がありますので注意して下さい。



最後に蓋面の1cmぐらいはふんわりと(手で少し整える程度の力)オガを入れるようにして
中心に穴を開け完成です。

穴を開ける深さですが、オガを詰めた高さの半分〜7割程度ぐらいでOKです。
穴は空気穴ですが穴があるのとないのでは菌糸の回る速さに違いがでます。
極力穴を開けることをお勧め致します。



詰め終わった菌糸瓶の完成です。



詰めた後は直射日光の当たらないなるべく涼しい所に置き保管します。
保管場所の温度にも若干左右されますがだいたい3〜4日前後で菌糸が伸び始め
すべて菌糸が回るのに約3週間程で完成となります。



補足
菌糸ブロックからの瓶詰め方法は上記のようになります。
完璧な方法を目指すなら下記方法をお勧め致します。
ブロックを触る際に手を消毒し、その後ビニール手袋を着用し
作業を行うようにして下さい。
カワラ菌糸を行う場合には雑菌に特に注意を行った方がよいと思います。
また、詰める瓶の内部、蓋も消毒を行う事をお勧め致します。
当方では、無水メタノールを霧吹きに入れ換気を効かせた室内
若しくは風の吹いていない(出来れば無風状態が好ましい)野外で行い
ティッシュなどで拭き取り乾かせ使用するようにするようにしています。
*ティッシュについては1瓶に使った物を次の瓶には使用しない事。

無水メタノールを使用する際には大人の方が行うようにして下さい。
また、無水メタノールの注意事項も確認しておき事故の無いように行って下さい
勿論火気厳禁ですよ。

無水メタノール使用が気になる方は消毒など下記方法で行う事をお勧め致します。
水道水にて20秒ほど水洗い(水を流しっぱなしで)した後、ティッシュペーパー等で水分を拭き取り
その後上記方法にて瓶詰めを行っても多少の雑菌のリスクはありますが
オオヒラタケ菌であれば問題はないのではないかと思います。
*あくまで主観ですがオオヒラタケ菌は強いと思っています。
当方も時間が無い場合、この方法で詰めたりしますが
問題なく菌糸が回り使えます。

記載内容は経験を基に記載を行っています。
専門的に違っている部分もあると思いますがご了承下さい。


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