ミヤマクワガタセット方法

ここではクワガタハウスにてミヤマクワガタのセット方法を紹介したいと思います。
用意するものは・・・
プラケース中、産卵木、幼虫の餌となるマット、昆虫ゼリー、転倒防止材等
上記内容の物と親虫となるクワガタを準備する。

まずはケースの紹介から。

高さ約20cm

横26cm

幅(フタを除き)19cm(湾曲している最大値にて)
上記内容の物を使用。
このケースは前回ミヤマセットに使用したケースである。

予めマットを加水した物を用意する。
*軽く握りマットを手のひらで転がしても崩れない程度の水分量でOK
マットをケース底部より5cm程固く詰める。
手で十分固く敷き詰められるので道具等は不要。
道具など必要な場合は代用出来るもを使い詰める(産卵木の切断面など有効)
詰める際の注意はケースを壊す事の無い程度の力で詰める事。

予め加水しておいた産卵木の樹皮を産卵木の外周の2/3(さんぶんのに)程剥き
先ほど固く詰めたマットに樹皮を剥いた側を下にして置く
この時若干産卵木をマットに押し付ける感じで入れる。

更にマットを産卵木の周りに敷き詰め完了
産卵木の周りに敷き詰めるマットに於いては固く詰める必要はありません。
マットを敷く量ですが産卵木の表面が若干見える程度敷き詰めればOKです。
*産卵木の全潜りの方法もありますが当方では上記セットを行っています。

最後に転倒防止用材(樹皮、材の破片等)を入れ
親虫とゼリーを入れて完了です。
セット期間はそれぞれでよいと思います。
直射日光の当らない比較的温度(理想は20℃〜25℃以内)の
高くない場所にて管理を行う事。

長生きをしているようであれば新たに上記内容の産卵床を作り親虫を入れ替え
取り出したケースは約1ヶ月保管後(それ以上も可)ひっくり返し幼虫を取り出す。
セット後♂は♀が潜り始め餌を食べにきなくなったら取り出し保管し
再度♀が餌を食べに来ていたら♂を3日ぐらい一緒にして交尾を促します。
サイクル的には3日ほど一緒にしてその後♂を取り出し保管し
再度♀が餌を食べに来ているようであれば
♂を3日ほど入れ取り出すと言ったやり方を行ないます。
当方では面倒なので♂♀入れっぱなしで♀死亡にて保管に入ります。

補足
マットに於いてはかなり重要な部分となりますが
2020年にて当方ミヤマセットに於いてマット+黒土での産卵結果を考慮すると
ホームセンター等にて購入出来るマットでも黒土を入れる事により
大量の幼虫を取る事が出来ました。黒土を入れる事により飼育環境は劇的に
変化します、専門店、それ以外、気にしなくて良いのかもしれません。
但し、黒土を配合する。と言う事を追加でと言う意味になりますので
ご了承下さい


幼虫飼育についてはマット飼育とカワラ菌糸飼育の2種類があります。
比較的な幼虫期間は
♀で1〜2年以内(マット飼育)
♂で1年半〜2年以内(マット飼育)
*当方幼虫期間(羽化までに掛かった日数)にて内容を記載


2015.8.3 UP

追記:2020年12月黒土配合文面

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